性という漢字について
性という漢字は、「りっしんべん」+生きるという漢字です。
読み方としては、「せい」「さが」
りっしんべんは、1から2が生まれた宇宙のメカニズムを示す「へん」と解釈しています。絶対世界から相対世界が生まれたメカニズムと同じです。「りっしんべん」はまっすぐ表しますが、心という文字は横にグイっと歪めて書くのも、本来大自由の心を人間の体の中に押し込めたから歪んで表記していると私は解釈しています。
生も死もない無限の可能性そのものである動きの中から、性(さが)がうまれ、生と死が生まれた。そんなイメージです。
その生きる中で、それぞれの性(さが)に掴まれて生きているのが今の人間模様ではないでしょうか。
どうしようもないこと仏教ではカルマ、業と呼び、輪廻すると恐れられていることでもあります。
本来人間は自ら限界を作り、自ら突破していく知恵をもっています。
生きるとか死ぬの限界を自ら作って、それを越えていく知恵を漢字から学べたらと思っています。